古茂田守介の油彩画や素描をお持ちで、作品の価値や売却について知りたいとお考えでしょうか。
古茂田守介は、人物や身近な静物を題材に、独自の存在感を持つ作品を残した洋画家です。油彩画だけでなく、水彩や素描、銅版画などもあり、作品の種類によって評価の見方が異なります。
この記事では、実際のオークションデータをもとに、美術商の視点から作品の特徴と査定のポイントを分かりやすくご紹介します。
古茂田守介のプロフィール
古茂田守介(こもだ もりすけ、1918〜1960年)は、愛媛県松山市に生まれた洋画家です。
画家を志していた兄・公雄の影響を受けて上京し、猪熊弦一郎や脇田和らに学びました。新制作派協会展に作品を発表し、戦後も新制作協会展や個展を通じて活動しました。
抽象的な表現への関心が高まった時代にも、人物や静物、風景など、形のあるものを描く表現を追求しました。42歳で亡くなりましたが、独自の油彩画の世界を築いた作家です。
没後には目黒区美術館で回顧展が開かれるなど、その画業が紹介されています。参考:目黒区美術館「古茂田守介ふたたび、蘇った絵画」展
作風と代表的な作品テーマ
古茂田守介の作品では、人物や身近なものが、確かな存在感を持って描かれています。目黒区美術館も、その表現を静かで堅固な具象表現として紹介しています。参考:目黒区美術館

今回確認したオークションデータには、女性像や裸婦のほか、壷、果物、野菜、魚などを描いた作品が見られました。
「椿のある静物」「胡桃のある静物」「果物籠と壷」「干魚」など、作品名からも、身近な題材に目を向けていたことが分かります。
また、鉛筆やインク、コンテなどで描かれた人物の素描もあります。油彩とは異なる、線や描写を楽しめる作品です。
古茂田守介作品の市場での見られ方
実際のオークションデータでは、古茂田守介の油彩画に、まとまった評価で取引された例が複数見られます。
特に静物画では、花や果物、壷などを描いた作品が取引されています。小さな作品にも評価された例があり、大きさだけでなく、描かれた内容や作品全体を確認したいところです。
人物画や風景画にも取引例があります。題材だけで一律に判断せず、制作年、技法、サイズ、保存状態、付属資料などをあわせて拝見します。
また、水彩や素描、銅版画も市場に出ています。それぞれの技法に応じて確認することが大切です。
実際のオークションデータを見比べると、古茂田守介作品では、油彩の静物画に注目したい取引例が見られます。
また、静物画には小さなサイズでも評価された例があります。お手元の作品が小品であっても、大きさだけで判断せず、画面の内容や制作年、付属資料まで確認したいところです。
油彩画と素描・版画を分けて確認します
古茂田守介作品には、キャンバスやパネルに描かれた油彩のほか、紙に描かれた水彩、鉛筆やインクによる素描、銅版画などがあります。
査定では、まずどのような技法で制作された作品なのかを確認します。
紙に描かれているから印刷物とは限りません。また、サインにも自筆のものやスタンプによるものがあり、署名の見た目だけで作品の種類を判断することはできません。
額に入っていて分からない場合も、無理に取り外す必要はありません。まずは見える範囲の写真からご相談いただけます。
図録や裏面の記載も大切な手がかりです
今回確認したデータには、画集や展覧会図録に掲載された作品、鑑定登録証書が付属する作品がありました。
また、作品の裏面や木枠にサイン、作品名、制作年が記されている例や、ご遺族による鑑題シールが付いた例も見られます。
こうした資料や記載は、作品の内容や来歴を確認する手がかりになります。
お手元に画集、図録、証書、購入時の書類などがある場合は、作品と一緒に保管してください。額裏のシールや書き込みも、そのままの状態でお知らせください。
資料が見つからなくても、ご相談いただけます。
古茂田守介作品の査定で確認したいポイント
査定では、主に次の点を確認します。
- 技法:油彩、水彩、素描、銅版画など
- 題材:静物、人物、裸婦、風景など
- 制作年・サイズ:画面や裏面の年記、作品の大きさ
- サイン:画面や裏面の署名、スタンプサインなど
- 裏面の情報:作品名、木枠の記載、鑑題シール、画廊シールなど
- 付属資料:鑑定登録証書、画集、展覧会図録、購入時の書類など
- 保存状態:絵具や紙の状態、過去の修復、額装など
古い作品には、年月による変化が見られることもあります。気になる箇所がある場合も、ご自身で清掃や補修をせず、そのままの状態でご相談ください。
古茂田守介作品についてよくあるご質問
素描やスケッチのような作品も相談できますか?
はい、ご相談いただけます。古茂田守介には、鉛筆やインクなどで描かれた作品もあります。油彩画ではない場合も、作品全体とサイン、裏面などの写真をお送りください。
鑑定登録証書や鑑題シールがなくても大丈夫ですか?
はい、まずはお手元の作品を拝見します。サインや裏面の記載、購入時の資料など、分かる範囲の情報をお知らせください。必要に応じて、確認の進め方をご案内します。
売却するか決めていなくても相談できますか?
はい。「家族から受け継いだ作品について知りたい」「整理する前に価値を確認したい」といったご相談も歓迎しています。確認できた内容を踏まえて、ゆっくりご検討いただけます。
古茂田守介作品の買取・査定をご希望の方へ
古茂田守介作品では、油彩、素描、水彩、版画などの違いを確認し、作品の内容や付属資料をあわせて拝見することが大切です。
買取井浦では、作品1点からコレクション全体の整理までご相談を承っています。
まずは、スマートフォンで撮影した写真2枚をお送りください。
- 作品全体が分かる写真
- サイン、または作品裏面の写真
証書やシール、購入時の資料などがあれば、あわせてお送りいただくと確認が進めやすくなります。
全国対応で、無料相談を受け付けています。売却を急いでいない方も、お気軽にお問い合わせください。
執筆・監修
- ▸ 2009年、東京都文京区湯島にてロイドワークスギャラリー創業
- ▸ 美術品・絵画の買取/展示/査定/鑑定業務に30年以上従事
- ▸ BSフジ「ブレイク前夜」プロデュース
- ▸ 戦後洋画から近代日本画まで買取/査定実績多数
- ▸ 油彩/パステル/リトグラフ/デッサン/陶板画まで幅広く対応
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