青山亘幹の日本画や版画をお持ちで、作品の価値や売却について知りたいとお考えでしょうか。
青山亘幹は、舞妓を描いた美人画で知られる日本画家です。作品には、花や季節に関わる題材も見られ、絹に彩色した日本画から素描、版画まで、さまざまな作品があります。
この記事では、実際のオークションデータをもとに、美術商の視点から作品の市場での見られ方と、査定で確認したいポイントを分かりやすくご紹介します。
青山亘幹のプロフィール
青山亘幹(あおやま のぶよし、1945年〜)は、神奈川県に生まれた日本画家です。
東京藝術大学大学院を修了し、シェル芸術賞、新鋭選抜展でそれぞれ一等賞を受賞。山種美術館賞展や「横の会」展などで作品を発表し、個展でも活動を重ねてきました。
舞妓を題材にした美人画を得意とし、人物の姿や装いを通して、日本画の表現を展開してきた作家です。参考:ぎゃらりい秋華洞「青山亘幹」、作家略歴
美術館の展覧会でも作品が紹介されており、山種美術館の出品リストでは、絹に金地と彩色を施した舞妓の作品が確認できます。また、大三島美術館にも舞妓を描いた作品が所蔵されています。参考:山種美術館・出品リスト、大三島美術館・作品リスト
青山亘幹の作品と絹本彩色について
青山亘幹作品を調べる際に、よく目にするのが「絹本彩色」という表記です。
これは、絹を下地にして彩色した作品を指します。紙に描かれた「紙本彩色」と同じく、肉筆の日本画に用いられる表記です。
今回確認したオークションデータでも、絹本彩色の作品が多く見られました。中には金地や金箔を用いた記載もあり、絵具の色だけでなく、素材の表情も作品を見るポイントになります。
また、舞妓の姿や装い、花など、画面に描かれた内容も大切です。作品名だけでは題材を判断しにくい場合もあるため、実際の画面とあわせて確認します。
青山亘幹作品の市場での見られ方
実際のオークションデータでは、舞妓を題材にした肉筆日本画に、繰り返し取引例が見られます。
小さな作品から大きな作品まで出品されており、青山亘幹作品を査定する際に確認したい分野です。人物の描かれ方や装い、画面全体の構成などを、一点ずつ拝見します。
一方で、椿などの花を題材にした作品にも、評価された例が複数あります。舞妓の作品だけに限らず、花を描いた日本画も相談の対象になります。
今回のデータからは、人物か花かという区分だけで価格差を説明することはできません。同じ題材でも、サイズや素材、画面の内容、保存状態などをあわせて考えることが大切です。
大きさだけでは評価は決まりません
今回確認した記録には、小品にも評価された例があります。
大きな作品は画面の広がりや存在感が魅力になりますが、小さな作品にも、限られた画面の中に描写や構成が凝縮された魅力があります。
実際の取引でも、大作が必ず小品より高く評価されるわけではありません。査定では、号数だけで判断せず、作品の内容と状態を確認します。
ご自宅に飾られている小さな日本画や、ご家族から受け継いだ作品も、大きさを気にせずご相談ください。
肉筆日本画と版画を分けて確認します
青山亘幹作品には、絹や紙に直接描かれた日本画のほか、リトグラフなどの版画もあります。
今回のオークションデータでも、肉筆作品と版画の両方が確認できました。査定では、それぞれの作品形式に応じて取引事例を参考にします。
版画には、サインや印に加えて、限定番号が記されている場合があります。一方、肉筆作品では、落款や印、共シールなどを確認します。
額に入った状態では、肉筆か版画か分かりにくいこともあります。ご自身で判断したり、無理に額を開けたりする必要はありません。まずはそのままの写真をお送りください。
青山亘幹作品の査定で確認したいポイント
査定では、主に次の点を確認します。
- 作品の内容:舞妓、人物、花など、何が描かれているか
- 技法・素材:絹本彩色、紙本彩色、素描、版画など
- サイズ:作品の縦と横の大きさ
- 落款・印・サイン:画面の隅や余白にある署名や印
- 共シール:作品名や作家名などの記載
- 付属資料:画廊シール、図録、購入時の書類など
- 保存状態:絹や紙、絵具、金箔部分、額装などの状態
今回のデータでは、共シールが付属する作品が多く見られました。共シールは、作品名や作家の署名などを確認する手がかりになります。
ただし、共シールの有無だけで評価が決まるわけではありません。作品そのものと、付属する情報をあわせて拝見します。
額裏のシールや書き込みは剥がさず、そのまま保管してください。資料が見つからない場合でも、ご相談いただけます。
青山亘幹作品についてよくあるご質問
青山亘幹作品についてよくあるご質問
舞妓以外の作品も相談できますか?
はい。花や人物など、舞妓以外の作品もご相談いただけます。作品名が分からない場合も、作品全体とサイン、または裏面の写真から確認を進めます。
共シールが見つからなくても大丈夫ですか?
はい、まずはお手元にある情報から拝見します。購入時の資料や画廊のシールなどが残っていれば、あわせてお知らせください。額を開けなければ確認できない場合は、無理に取り外す必要はありません。
売却を決める前に相談できますか?
はい。「家族から受け継いだ作品について知りたい」「肉筆か版画かを確認したい」といったご相談も歓迎しています。確認できた内容を踏まえて、ゆっくりご検討いただけます。
青山亘幹作品の買取・査定をご希望の方へ
青山亘幹作品の査定では、舞妓や花などの題材に加えて、絹本・紙本といった素材、サイズ、落款や印、共シール、保存状態などを確認します。
買取井浦では、作品1点からコレクション全体の整理まで、全国から無料相談を承っています。
まずは、スマートフォンで撮影した写真2枚をお送りください。
- 作品全体が分かる写真
- サインや落款、または作品裏面の写真
共シール、画廊シール、購入時の資料などがあれば、あわせてお送りいただくと確認が進めやすくなります。
売却を急いでいない方も、お気軽にお問い合わせください。
執筆・監修
- ▸ 2009年、東京都文京区湯島にてロイドワークスギャラリー創業
- ▸ 美術品・絵画の買取/展示/査定/鑑定業務に30年以上従事
- ▸ BSフジ「ブレイク前夜」プロデュース
- ▸ 戦後洋画から近代日本画まで買取/査定実績多数
- ▸ 油彩/パステル/リトグラフ/デッサン/陶板画まで幅広く対応
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