J. P. カシニョールのプロフィール・略歴

J. P. カシニョール(Jean-Pierre Cassigneul、1935年生まれ)は、フランス・パリ出身の画家です。帽子をかぶった女性、花束、公園、海辺、窓辺の情景など、優雅で華やかな作品で知られています。
パリの美術学校で学び、1960年代以降、女性像を中心とした装飾性の高い絵画によって国際的な人気を得ました。日本でも百貨店美術部やギャラリーを通じて広く紹介され、リビングや応接間に飾る絵として親しまれてきた作家です。
カシニョールの作品は、油彩、水彩、素描、リトグラフ、タペストリーなど幅広く制作されています。特にリトグラフは国内での流通量が多く、一般のご家庭に残されているケースも少なくありません。
作風と代表的な作品テーマ
カシニョールの作品は、エレガントな女性像を中心とした、明るく洗練された雰囲気が魅力です。黒い帽子をかぶった女性、花、庭園、公園、海辺、カフェ、馬車など、フランスらしい華やかさを感じさせるモチーフが多く描かれています。
人物の表情ははっきり描き込みすぎず、どこか物語を感じさせるような余韻があります。鮮やかな色彩や軽やかな線、ファッションイラストのような優美さも、カシニョール作品が長く親しまれている理由のひとつです。
油彩原画はもちろん、リトグラフも人気があります。1980年代から1990年代にかけて、百貨店や画廊で販売された版画作品も多く、現在でもインテリア性の高いフランス絵画として一定の需要があります。
カシニョールのオークション市場の実態
カシニョールの作品は、国内オークションで油彩、リトグラフ、水彩・素描、タペストリーなど幅広く取引されています。一般の方からのご相談で多いのは、額装されたリトグラフや、百貨店・画廊で購入された版画作品です。
市場を見るうえで大切なのは、油彩原画とリトグラフでは価格帯が大きく異なることです。油彩では、女性像、帽子の女性、窓辺、庭園、散歩、森など、カシニョールらしい主題の作品が高く評価されやすく、数百万円台の落札例が多く見られます。条件が揃った作品では、1,000万円を超える例もあります。

引用元:https://www.mutualart.com/
一方で、リトグラフは流通量が多く、数万円から十数万円台の落札例が中心です。作品によっては20万円前後まで伸びることもありますが、油彩と同じ価格帯で考えるのではなく、版画としての状態や人気図柄、サイン、エディション番号を見ながら判断します。

引用元:https://www.mutualart.com/
水彩や素描は、油彩より価格帯は抑えられやすいものの、一点ものとして評価されることがあります。タペストリーや大型リトグラフ、複数点セットなども市場に出ることがあり、作品の種類によって見方が変わります。
カシニョールは日本でもよく知られた人気作家ですが、すべての作品が高額になるわけではありません。特にリトグラフは多く流通しているため、図柄、状態、サインやエディション番号の有無によって評価が分かれます。
カシニョール作品の査定で見られるポイント
カシニョール作品の査定では、まず油彩原画か、リトグラフなどの版画か、水彩・素描かを確認します。同じカシニョール作品でも、技法によって市場での評価は大きく異なります。
油彩の場合は、作家証明書や作家照会確認済の情報、キャンバス裏のサイン、タイトル、年記、ギャラリーシール、文献掲載などを確認します。女性像、帽子、窓辺、庭園、散歩など、カシニョールらしい雰囲気がよく出た作品は評価されやすい傾向があります。
リトグラフの場合は、サイン、エディション番号、レゾネ番号、版元シール、シートや額装の状態を確認します。百貨店や画廊で購入された作品では、額裏にシールや販売元の情報が残っていることもあります。
査定時には、次のような点を確認します。
- 油彩、リトグラフ、水彩・素描、タペストリーのどれにあたるか
- 女性像、帽子、花、窓辺、庭園、海辺などの主題
- サイン、エディション番号、レゾネ番号の有無
- 作家証明書、作家照会確認済、ギャラリーシールの有無
- キャンバス裏や額裏のサイン、タイトル、年記、シール
- 退色、ヤケ、シミ、波打ち、テープ跡などの保存状態
- 額装、マット、アクリル、裏板、付属ケースの状態
特にリトグラフでは、退色やヤケ、シミ、波打ち、テープ跡などが査定に影響することがあります。長く飾られていた作品では、日焼けやマットのシミが出ていることもあるため、作品全体とあわせて状態を確認します。
作家証明書やギャラリーシールがある作品は重要な確認材料になります。ただし、それだけで価格が決まるわけではなく、作品の種類、図柄、サイズ、状態、市場での需要をあわせて判断します。
カシニョール作品の査定は専門家への相談が大切です
カシニョールの作品は、油彩、リトグラフ、水彩・素描、タペストリーなど種類が多く、見た目だけで価値を判断するのが難しい場合があります。特にリトグラフは一般のご家庭に残されていることも多く、サインやエディション番号、額裏のシールを確認することが大切です。
また、油彩の場合は、作家証明書や作家照会確認済の情報、キャンバス裏のサインやタイトル、ギャラリーシール、文献掲載などが評価に関わることがあります。作品そのものだけでなく、裏面や付属資料まで見ることで、より正確に判断しやすくなります。
ご相談の際は、作品全体、サイン、エディション番号、レゾネ番号、裏面、額裏、作家証明書、ギャラリーシール、状態が気になる部分の写真があると確認しやすくなります。売却を前提にしていない場合でも、現在の市場でどのように見られるかを確認することができます。
カシニョール作品の買取・査定に関するよくある質問
Q. カシニョールの作品はどのくらいの価格で取引されていますか?
A. 油彩では数百万円台の落札例が多く、条件が揃った作品では1,000万円を超えることもあります。リトグラフは数万円から十数万円台が中心で、油彩とは価格帯が大きく異なります。
Q. 高く評価されやすいカシニョール作品はどのようなものですか?
A. 女性像、帽子の女性、花、窓辺、庭園、海辺など、カシニョールらしい華やかな雰囲気のある作品は評価されやすい傾向があります。油彩では、作家証明書やギャラリーシール、文献掲載の有無も確認します。
Q. リトグラフも査定できますか?
A. はい、査定できます。カシニョールのリトグラフは一般のご家庭にも多く残されています。査定では、サイン、エディション番号、レゾネ番号、図柄、シートや額装の状態を確認します。
Q. リトグラフでも高く評価されることはありますか?
A. あります。リトグラフは油彩より価格帯が落ち着きやすいものの、人気図柄、状態のよい作品、複数点セット、大型作品などでは評価が伸びることがあります。
Q. 退色やヤケがある作品でも相談できますか?
A. はい、ご相談いただけます。リトグラフでは退色、ヤケ、シミ、波打ち、テープ跡などが見られることがあります。状態に不安がある場合も、現状のまま確認することが大切です。
Q. 写真だけでも相談できますか?
A. はい、写真のみでもご相談いただけます。作品全体、サイン、エディション番号、裏面、額裏、証明書、ギャラリーシール、状態が気になる部分を撮影していただくと確認しやすくなります。
カシニョール作品の査定・ご相談について
カシニョールの作品は、油彩、リトグラフ、水彩・素描、タペストリーなど、作品の種類によって評価の見方が変わります。特に油彩とリトグラフでは価格帯が大きく異なるため、まずは技法やサイン、証明書、状態を確認することが大切です。
写真のみのご相談も可能ですので、作品全体、サイン、エディション番号、レゾネ番号、裏面、額裏、作家証明書、ギャラリーシール、状態が気になる部分などを撮影してお送りください。売却を前提にしていない場合でも、「今どのくらいの価値があるのか」「どのように扱えばよいか」といった段階から丁寧に確認いたします。
執筆・監修
- ▸ 2009年、東京都文京区湯島にてロイドワークスギャラリー創業
- ▸ 美術品・絵画の買取/展示/査定/鑑定業務に30年以上従事
- ▸ BSフジ「ブレイク前夜」プロデュース
- ▸ 戦後洋画から近代日本画まで買取/査定実績多数
- ▸ 油彩/パステル/リトグラフ/デッサン/陶板画まで幅広く対応
